潮目が変わる?

昨日、岐阜の大学へ通う愚娘から、バイト先クビになったと連絡が入った。
コロナによる職場の経営悪化からだ。
全国の大学生、特に一人暮らしでバイトしながら学費や生活費を稼ぐ者は、とても辛い状況に陥っているだろう。
政府が名指しで自粛要請した職業から、ここまで被害はひろがるのだと実感した。

世界に目を向ければ、アメリカやドイツはコロナの感染者数増加が収まっていないのに、経済活動再開へ舵を変えた。
今後の経済衰退と感染症の脅威を秤にかけた結果。
被害の大きい外国にとって、切迫した決断だったのだろう。

対して海外に比べれば感染被害の少ない日本、何故か過酷な海外の状況と自らを合わせ、相変わらずどこを向いても「家に篭れ、外に出るな」の大合唱と強力な同調圧力、なんで自分の足元冷静に見れないのか。

しかし、やっと日本感染症学会と日本感染環境学会が、納得の見解を発表した。

” 感染者の8割が軽症ですむことを考えれば、重要なのは重症化した患者を救命することに尽きる。
現在亡くなられた方の数は欧米に比べてかなり少ない数字に抑えられている。
感染経路の解明とともに、重症者を発見して対処し治療することを最優先すべきだ。”

地元では、岐阜大学 科学研究基盤センターの犬房春彦教授も、ヒトが外出を控える方法は一時的には効果的だが、長期的にはあまり効果がないと発言、経済が回らなくなると医療も回らなくなると警鐘を鳴らしており、今後、識者たちの同様な声は増えると思う。

経済への打撃が深刻となった今、やっと潮目が変わるか。

新種の感染症をあまく見ている訳ではない。
今後日本でも経済重視へ舵が切られれば、国民生活は再び活気付き、ヒトとヒトの接触は増えるのだから、医療崩壊を防ぐために、今まで通り衛生に気を配る必要がある。

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