民主主義という病い

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民主主義は平和で理想的な体制と油断していると、堕落した愚民の衆愚政治のもと、大きな過ちを犯してしまうよ、という警告を古代ギリシア(2500年前)の史実を例に発する漫画。
誤解、曲解を防ぐ、というより許さない作者の姿勢が、結果として非常に解りやすい解説になっており、且つ短時間で読破できる良書になっている。
自らを富裕層・勝ち組とし、贅沢なフランス旅行記を披露しながら、どこか親近感を感じさせるキャグ漫画の要素も健在。

アンチがどのような批判を発してくるか?

それを著者がどのように一刀両断するか?

そして、本書を読んだ者が、それらをどのように判断するか?

著者が言う、

「自分の考えを、一旦、相対化して、相手の言動をよく調べて、自分に誤りがないかどうか考えてみるという行為」への挑戦。

読んだことを出発点として、思考が進む書です。

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