当事者は想像以上に思い悩む

先日話題にした京口選手が、隔離生活を明け初めて口を開いた。

最初に驚いたのが「引退」まで思い悩んでいたということ。
世界戦を控えたボクサーなんだから、普通の人間以上に感染対策はとっていただろうし、そもそも感染=罪でも悪でもないのだから、誰にも責められることではない筈。
仮に私が感染しても、動物病院廃業するなんて微塵も思いはしない。
隔離に追い込まれたら、ここまで人間は追い詰められるのだ、精神的に疲弊するのだと怖ろしくなった。

そして隔離後3日目から、毎日12Rもシャドーボクシングしていたこと。
明かにPCR陽性=感染発症ではなく、それを病人の如く扱う現在の制度に強い憤りを感じ、これは重大な人権侵害だとも思う。

これに対して、いつも私が注目しているスウェーデン移住チャンネルの吉澤氏も、コロナ感染様症状を発してPCR検査を受けた様子をレポートしている。

日本より被害が大きい国で暮らす氏であるのに、話から察するに、個人だけでなくスウェーデンでの冷静な受け止め様と、京口選手の過剰な深刻さの違いに考えさせられるものがある。

もういい加減、無知で稚拙な恐怖に煽られることなく、常識的な判断力を浸透させる声明を、マスコミや国が発する必要があると思う。
京口選手においては、可能なら今年中に世界戦を実現させて、PCR陽性でも廃業すことなく、普通に職を継続できる実例を示してほしい。

蓋を開けたらコロナ感染死者数より、職や生きる気力を失って自死する人間の方が多くなるのではないか?
こんなバカ騒ぎは早く終息させるべきだ。

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