年老いて美術品に興味が湧くのは。。。

あくまでも私感、でも実体験から。

身近に、老後の全財産(数億円)を美術品収集に投入して、本人が亡くなったあとに、遺族がそれら残された遺品(収集品)を鑑定してもらったら、なんと評価額総計2〜3百万円程度だったという、己の人生で出会ったなかで最も愚かな人間がいた。
ひたすら自分の収集欲求を満たす生活を最後まで送っていたので、終活なんて全くしてなく、生前どころか亡くなったあとも、遺族に迷惑かけ続けだ。
ある専門家に伺ったところ、実はこういう話は結構あって、殆どが爺さんなんだと。

何故に美術品に没頭した?

たぶん己の人生顧みたとき、何も誇れるものがなかったのだろう。
己の実力を世間に誇示できたわけでもなし
善行を積んで感謝されたわけでもなし
自分が存在した証を形として残せたわけでもなし。。。
そして、最後に残された己の存在証明が美術品の所有数?
アホらしい。
他人(芸術家)の創造物を金で買っただけじゃないか、それも贋作、騙されてるし。

。。。というようなことをこの予告編観て思い出した。

この身近なアホ人間見て得た教訓

承認欲求は自分に備わっているもので満たせ。
何もないなら潔く諦めろ。
凡人なんだから無理して背伸びしようとすなっ。

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