大人の流儀10
週刊現代で2011年連載がスタートし、単行本シリーズが今回で10作目。
著者の自宅が仙台で、10年前は東日本大震災がテーマになることが多かった。
そして10年・10作目の本号はコロナ禍だ。
加えて著者も60代から70代となり、大病と手術を経験、しかし老け込むどころか病前と同様活発な執筆活動を再開してくださり、今回の上梓となった。
大きな愛情を注いだ「東北一の◯◯犬」(当たり前だが著者も言うように他人に言われると腹立たしいから◯◯とした)との微笑ましい関係が今後読めないのは残念に思いながら、この身内下げ表現の件、最近話題にしたのでとても共感した。
10作欠かさず読み続けた。
無頼派でありながら、ずっと優しい言葉をかけ続けてくれた。
手本にしたい生き方。