夜のジョギングBGM
アスリートの身体能力にピークがあるように、アーティストの表現力にも絶頂期はあると思う。
一般的にアスリートのパフォーマンスは時代と共に進化しているので、昔の映像はそれなりに見えてしまうこともあるが、アーティストの絶頂期はテクノロジー進化の装飾に見劣りすることなく、昔のものでもその感動は衰えない。
私的に、ここ一発緊張感を呼び戻したいときに必ず聴くのが、クイーンズライクの「Operation: Mindcrime」
「革命」「腐敗」「洗脳」をテーマにした1988年発表のコンセプトアルバムの最高傑作で、耳で聴く「映画」と絶賛された一枚だ。
不安と緊張が迫ってくる世界観が、衰えた肉体にアドレナリン注入してくれるので、夜のジョギングBGMに最適だ。
オフィシャルなPVは無いが、アルバム中この曲が今の世の中、一番心に刺さる。