地球温暖化 「CO2犯人説」は世紀の大ウソ

自分の性根が疑い深く捻くれ者性質だからだろう。

純真だけで知識は明らかに不足しているであろう17歳の少女が、2015年に合意された国連持続可能目標(SDGs)は全17項目あるのに、そのなかの気候変動対策を何よりも優先させろという環境原理主義を振りかざし、感情を曝け出して訴えた。
本来ならその小さな声は小さなまま消えた筈なのに、何故か世界が耳を傾けてしまった裏に、何か大人の、政治の、金が関わる不気味な策略を感じてしまった。
こうなると反対論に興味が向かい、書店に数あるグレタ称賛本の陰に隠れて、ひっそり存在を主張する本書に当然目が行き即購入した。

月刊ムー並のトンデモ本にあらず。

地質学者の丸山茂徳氏を主に、10人の各分野の学者の寄稿文によって構成されている本書。
温暖化の原因は、人為的原因より自然変動の作用が大きく上回ると思っていた自分には、多方面からの説得力ある意見が読めて嬉しい。

国連を中心とした公開討論を念頭に専門家が読むことを想定し、自らの専門分野の数式を用いてIPCCの気象モデルの不確実性を暴いた戎崎俊一氏の寄稿文、そこから立ち上がるファイティングスピリットがカッコよすぎる。

対して当の専門分野学者の90%以上が、実は地球温暖化人為起源CO2説を信じていないにも関わらず、サイレントマジョリティになる訳も本書には語られているが、どんな理由があるにせよ、ここまで来ると大罪だと思ってしまう。

これは論争の中心となる書になるか?!

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