南海トラフ 揺らぐ80%

東海地震はその歴史周期から、私的には2030年に起きそうだから、それまでに仕事量を年々抑えて、この地に固執しなくてもいい生活に切り替えようと思っていた。

それが揺らいだのが、確か3年前に読んだ同紙記者による「南海トラフ80%の内幕」。
今日の朝刊で、その再編版が連載スタート。

科学的根拠が薄いデータや推論なのに、初めに設定した予算獲得のため、出来レースで進行する専門家会議の実態。
あってはならないことだけど、こういう事は様々な分野で起きている。

実際、自分が数年前名古屋の動物〇〇の代表で東京の会議に出席したときも。
体制が進む方向性にたった独り疑問や問題点を提示しても、そのときは一瞬場が静まるだけで、淡々と物事が進んでいった。
後になって「なーんだ、出来レースじゃん。独り声荒げてバカらしい」と気付いた。
ただ、発言した自分の議事録は残る、あのとき問題提示したじゃないかと。
いや、自分は汚れてないという言い訳にしかならないか。
ただ、思う存分言いたいこと言っていいと、野放しで戦わせてくれた私が所属する会の上司には感謝。
昨今はそういうことすら腰が引けて、過剰防御する時代だから。

私事エピソードが長くなったけど、要は斯様な「出来レース」の汚い話し合いは日常茶飯事ということを、身に染みて知る自分には興味惹く連載だ。

私的体験のときも、
本連載も、
コロナ禍の補償制度や2類扱いも、
様々な決め事が、
その実態を正確に研究し、
得られたデータに基づいた考察で決定されたものではなくて、

単に「金」ということ。 

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