力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝

空手バカ一代 大山倍達を創始とする極真会館の黎明期、極真の龍といわれた空手家 山崎照朝の半生記。

少年時代に夢中になった「空手バカ一代」の登場人物で、最もカッコ良く魅力的だったのに、それに見合った露出度とはいえなかった理由を、本書を読んで初めて知り、それ故更にその人物像に惹かれてしまった。
金や名声に身を落とすことなく、ただ喧嘩に強くなるために精進した学生時代、日本大学農獣医学部卒業というのも親近感湧きます。
あとがきの代わりに最新インタビューがあり、そこでもサラッと興味深い真相が語られているのも良かった。

劇画タッチの表紙からは予想外の緻密な内容なのに、読めば読むほどリアルに力石徹と重なります。
「空手バカ一代」「あしたのジョー」に熱狂した世代は必読。

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