今年最後の診療を終えて

無事に今年最後の診療を終えました。
当院明日から6連休です。

今年も昨年と同様、世の中が元に戻ることのない、憤りばかりの1年でした。
先日、東京大学の仲田泰祐准教授が「コロナ死者数を1人減少させるためにどの程度の経済的犠牲を払ったか」という試算を出し、オーストラリアは約10億円、アメリカ約1億円、イギリス約0.5億円、そして日本は約20億円だったそうです。
その結果はどうだったでしょう?
現在までのコロナによる平均死亡年齢は82歳、2020年の日本人の平均寿命は男が81.64歳、女が87.74歳です。
払った犠牲ってなんだったんでしょう?
確か日本は高齢者を守るために躍起になって、ずっと若者や働き盛り世代に犠牲を強いてきた筈。
私には、本来払う必要のない過剰な犠牲によって失職、路頭に迷って、精神病んで自殺する人々への配慮が全くなかった2年に思えますが。

真にコロナ明けするには、この2年間散々嘘を並び立てた人間、TVに出ていた人間も市井の人間も、彼らが自らの間違いを認めて総括しなければならないと思います。
果たして “世間体” で生きる日本人にそれができるでしょうか?
世間体で生きるからこそ、まあまあ、今更過去を振り返すようなことしないで、とりあえず先に目を向ければ良いじゃないかとなってしまう、過ちを追求するような野暮はやめましょうと。

自営な上にウサギ診療という隙間稼業の私は、いざとなったら世間なんて屁でもないから、とことん争えるので、ときに挑発的になってしまい、身近で見ていてくれた方から忠告も受けました。
しかしそこまでやっても世の中は変わらないし、結局私が世間から弾かれたようだと、ブログの反応見ればわかりました。

そうやって孤立しても、もう一つ述べたいことがあります。
TVが大衆を過剰恐怖で煽った結果、本来自己防衛のためのワクチン接種が、利他的に打つという国民連帯の象徴にすり替えられました。
少し考えればその無意味さに気付く筈なのに、今ではワクチン賛成=善で真実、反対=悪でデマ、が国の思惑でまんまと定着しました。
そして年が明けて3月からは、5〜11歳の子供にもワクチン接種が始まってしまうようです。
彼らは現在までのコロナ禍で1人も感染死者が出ていない層です。
もしワクチン接種死が1人でも出ようものなら(既に13歳で1人出てますが)惨たる本末転倒が招来されます。
そのとき誰がどう償えばいいのですか?
この流れに異を唱えないのは、まさに悪の凡庸だと思いませんか?

2020年4月に初めて言及した私的コロナ感は今も変わりません。
この2年間、大衆はコロナばかり見続けて、経済、財政、生活、精神、健康、未来までも破綻させました。
度外れた臆病とバカの渦中生活は来年も続きます。

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