ロシアのウクライナ侵略で問われる日本の覚悟

今年の3月、朝の情報番組で日本の発信力あるコメンテーターと激論交わしたことで話題になった著者。
現在の戦争当事国の国民でもある彼の主張を読みたくて、地元書店数軒当たったが売ってない、結局Amazonで購入、読み出したら止まらず1日で読破した。

驚くべきはウクライナと日本の共通点の多さ。
共通点が多いということで、近い将来同様な状況になる可能性を考察するのは、過剰恐怖からくるものでなく正常な心構えだと思う。
しかし本書に述べられた情報・知識を、幾らかでも的確に備えた日本人がどれだけいるか?
ああでも無いこうでも無いと様々な意見に翻弄されているうち、殆どが著者が言及する「役に立つ阿呆」化しているのではと大いに危惧。

ネームバリューから先に「オリバー・ストーン オン プーチン」を読んだが、私的には圧倒的に本書の言い分に納得できた。
喧嘩両成敗、互いの言い分が有る、なんてレベルの問題ではないということ、加えて現実逃避している場合ではないということを、本書を読んで迷うことなく実感した。

並の日本人以上に日本語に秀でた著者の文章は非常に読み易く、訴えている主張も感情に流されず論理的思考に基づいて理解しやすい。
ウクライナ情勢知ろうと思ったら、図らずもプーチンが言った「日常生活に埋没」することなく、今読むべき一冊。

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