マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
国民が幸せな生活を得るために、驚きの制度を導入して成功している国々を、マイケル・ムーアが紹介して、現在の行き詰まっているアメリカに導入しようという作品。
観る側にとって「驚き」も、その国にとっては「常識」なのだが、ムーアと同様に驚いてしまうということは、いかに日本がアメリカナイズされてしまった国か、ということでしょう。
紹介された国々も、良い面ばかりでなく問題も抱えているだろうが、日本はアメリカばかりでなく、これらの国々にも目を向けるべきと思わせてくれた。
最後の方で、女性の社会進出どころか男性と互角の生活が確立されているアイスランドの女性経営者が、アメリカに対して率直な感情を吐く場面は、そのまま日本の現状に対して言われている気持ちになりました。
世界侵略のススメ、オススメです。
そういえば大統領選直前に緊急公開された「トランプランド」も早く観たい。
言うまでもなくムーアは反トランプです。