ブレイン・ゲーム

20作目

2015年アメリカ製作のスリラー作品。

当初は1995年の大ヒット作「セブン」の続編として執筆された脚本を独立作品としたもの。
「セブン」はキリスト教の七つの大罪をテーマにした連続猟奇殺人事件で、暗い描写とケヴィン・スペイシーの不気味な存在感が際立った作品だったが、残念ながら本作ではアンソニー・ホプキンスの存在感が「羊たちの沈黙」には及ばないし、コリン・ファレルの出演時間も少ないという、主役を生かしきれていない作品となっている。

しかしながら謎の連続殺人犯をFBIが異質な助けを借りて追っていくストーリーと、人間の運命と尊厳死をテーマにしている点は面白く、「セブン」と「羊たちの沈黙」の美味しいところ取りしたようなストーリー。
完全なる悪は不在の、其々の立場に立たされて選択を迫られる作品だ。
スリラーというよりはヒューマンドラマのテースト。

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