パブリック・エネミーズ

15作目

2009年アメリカ製作のアクション作品。

1930年代、実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーと、司法省捜査局長官 J・エドガー・フーヴァーに任命された、メルヴィン・パーヴィス捜査官との戦いが描かれている。

ヒート」「コラテラル」「マイアミ・バイス」「ブラックハット」で、迫力の銃撃戦を撮ったマイケル・マンの技術は、もちろん本作でも披露されており、特に森の隠れ家での銃撃戦は、現存していたホンモノの現場で再現する力の入れよう。
超リアル再現思考の監督に影響されてか、それぞれの役者も各自演じる人物の当時を知る証言者をあたり、徹底した聴取から完全に演じる人物を再現し、銀行強盗の手法まで、経験者(元犯罪者)から演技指導を受ける徹底ぶり。

143分という上映時間が苦にならない、淀みないストーリー展開も心地よく、クライマックスは感動的で、決め台詞も有り、全く隙なしの完璧な作品。
その風貌を買われて大抜擢されたであろう格闘家ドン・フライの出演には驚いたが、台詞なしなのに重要な役どろこを、あの佇まいだけで演じているのは、本人の才能か?監督の采配か?

1つ星 (まだ評価がありません)
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