パイプ随筆

パイプ大全に続き、日本パイプクラブ連盟常任理事を務める青羽芳裕氏編集による、著名パイプ愛好家たちの随筆集。

日本のパイプ文化の始まりである明治20年代、戦後復興期と60年代〜70年代の高度成長期にあった2回のパイプ流行期の話には、当時の流行の源、イギリス有名ブランドの興味深い話が盛り沢山で、パイプ歴史資料としても持つべき一冊といえる。
執筆者によって、時代の変化か、パイプ愛好家はパイプーラ、パイパー、パイプ飲み、パイプ党などと自称した。

その他の章では、パイプと登山、名探偵ホームズ、メグレ警視との関係性は面白かったが、最終章のパイプ作家論だけは、作家ものの高級パイプとは縁遠い私には敷居の高い章だった。

自己の誕生年(1968年)と重なる第二期黄金期のパイプに傾倒する身には、過去の流行とその雰囲気が十分感じら、想像が膨らむ一冊でした。

あーあ、パイプに浸っていたら連休終わった・・・

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