ハンズ・オブ・ストーン

95作目

2016年アメリカとパナマ合作、80年代パナマの「石の拳(Hands of Stone)」といわれたボクシング4階級世界王者ロベルト・デュランの伝記作品、格闘技マニアなら思い出すのが92年の対船木誠勝戦か。

その荒々しいファイトスタイルと強打で連戦連勝を続けながら、母国パナマの英雄に祭り上げられ、仮想敵国アメリカのライバル シュガー・レイ・レナードとの戦いで、人生の分岐点に立ち、堕落した生活から奮起し、再び名声を取り戻すまでの話・・・なんだけど、プロットが荒削りで観ていて感情移入し辛いから、評価が低かったというのは事前情報で入っていた。

しかし80年代のボクシングを知る年代なら十分内容把握が可能だし、自分の意思が強すぎて、周りの忠告が聞けない性格故にヤキモキさせられるデュランのキャラクターも、真実味があって見応えあると思った。

レナードとの再戦で有名な「ノー・マス」事件も、本作の解釈で詳しく描かれていて興味深かった。
何より出演者全員、本人たちに似ているのが凄い。

・・・と感動して鑑賞後気付いたのが、原作本を買って未読のままでした。

う〜ん、内容が分かったから読む気が起きん。

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