テキサス・ブロンコだったよな

77歳のテリー・ファンクが認知症のため、現在生活支援施設に住んでいるそうだ。

1978年、当時小学3年生だった自分は、プロレス好きの姉に誘われるまま、何気なく観たTVに多大な衝撃を受けた。

子供ながらにスポーツでも格闘技でもない反則やり放題の流血の戦いに、まるでスプラッター映画を初めて観たような恐怖と興奮を感じてしまい、現在に至る人格形成に間違いなく影響を及ぼした。
彼ら兄弟と悪の戦いは興行の目玉となり、日本プロレス史上、外人レスラー同士の戦いがメインとなった最初の戦いとなり、その後6年間に渡って客を熱狂させた。
プロレスラーにありがちな引退→復帰から、40代半ばでハードコアレスリングに参戦する無鉄砲ぶりを見せ、永遠のヤンチャ坊主を貫いた。

しかし老いは万人に平等に訪れる。
彼の日本での最後の試合は2013年(69歳)で、ネット閲覧可能だが正直直視できなかった。
てっきり現在は地元で悠々自適、牧場主でもやりながら孫たち相手にプロレス教室でもやってるかと思っていたが。

アントニオ猪木(78臍)も2年前妻に先立たれた後一気に老け込み、現在入院治療中の様子をネットにあげているが、これも前向きな感情を揺さぶられる事はなく、痛々しくて見れない。

つい先月、認知症の親族がコロナ禍に人間的接触を閉ざされたまま孤独に逝った。
よくよく考えたら自分も四半世紀したら、彼らと同じ世代になる。
四半世紀なんて長いようであっという間かもしれない。
子供が社会人になれば御役御免なのだが、その後一体何ができるか、何か残せるか、いろいろ考えてしまう。

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