ゴヤの名画と優しい泥棒

31作目

2020年イギリス製作の実話を元にしたコメディ作品。

1961年、ロンドンのナショナル・ギャラリーからフランシスコ・デ・ゴヤの名画「ウェリントン公爵」を盗んだ主人公の話。
製作総指揮を主人公の孫が務め、事実に則した物語となっている。

主人公の目的が自国の公共放送BBCの受信料無料化なので、日本でいうなら「NHKをぶっ潰す」と同様、しかし一方が徒党組んで政党立ち上げたのに対して、こちらは老人の孤独な戦い。
それを笑える要素満載で、目的成し遂げるのだから痛快だ。

主人公を演じるジム・ブロードベントはイギリスの俳優だが、その出立ちと話芸はアメリカの故・ロビン・ウィリアムズとそっくりで世代も一緒だから、生きていたらこんな感じだったのだろうかと想像してしまった。

その主人公の奥さんを演じたヘレン・ミレンの演技は秀逸、当たり前か。
こんな愛情溢れた熟年夫婦は羨ましい。。。わしは相手居らんけど。

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