ゴッドファーザーの血

休みの日に本屋で偶然目に入り、表紙の格好良さに惹かれて即買い、好きだねぇ〜こういうの。

映画「ゴッドファーザー」のモデルとなった伝説のマフィア、ラッキー・ルチアーノの末裔の自伝書。
その名はマリオ・ルチアーノといい、現在54歳で私と同世代、そして現在なんと日本で生活しているという。

物心ついた少年期から自然に始まったファミリー(組織)の生活、育ったイタリアを離れ、アメリカ、コロンビア、パキスタン、フィリピンで磨き上げられていくアウトサイダーのキャリア、そして日本での生活へ。
最終章での映画のクライマックスのような出来事は、著者の今後の命の安全も考慮して、細部は述べられていないと思うが、それでもこんなことまで書いてしまって大丈夫なの?と少し心配になる程だ。

また、昭和プロレスファンなら、またひとつ幻想が膨らむあるレスラーとのエピソードが、前半の章で述べられており、非常に嬉しい。

現在著者は堅気の人間となり、東京・茅場町でイタリアンレストランを経営している。
その店には、ギャングスタイルがお似合いのあの副総理も訪れているのを、写真週刊誌の紙面で見た覚えがあったし、実際本書でも語られている。

この店で食後に葉巻吸ったら、さぞかし美味いことでしょう。

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