オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜

6作目

2013年アメリカ製作のサバイバル作品。
出演はロバート・レッドフォードただひとり、台詞は冒頭のモノローグと終盤の「ファーック!!」だけ、全編レッドフォードの並外れた演技力でハラハラさせる。
個人的にはホラーやオカルトより恐怖を感じた作品でしたが、エンディングの後、再び冒頭のモノローグを読み直すと、本作のメッセージが染み入ります。

すまない
今さら悔やんでも遅いが本心だ
努力はした
それは君らも認めてくれるだろう
私は誠実で強い人間であろうとした
思いやりと愛に満ちた正しい人
だが違った
君らには見透かされていた
すまない
全て失った
かろうじて残っているものは、この魂と肉体
そして半日分の食料
もう言い訳はできない
素直に認められずにいたが、私は自信過剰だった
闘い抜いた
悪あがきだとしても
最後まで諦めなかった
いつも皆の幸せを願ってた
さびしくなる
すまない・・・

シチュエーションの違いはあれど、世の親父の家族に対する思いを代弁した言葉な気がして、感動してしまった。

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