オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体-

30作目

2022年イギリス製作の戦争ドラマ作品。
第二次世界大戦中におけるイギリス軍の「ミンスミート作戦」を描いたフィクション。

連合軍が戦略目標としていたシチリア、当時イギリス首相のウィンストン・チャーチル自身が「極めつけのバカ以外は、誰だってシチリアだと知っていたさ」とコメントするほど周知されていた。
それを敵国ドイツに、連合国軍の攻撃予定地はギリシャだと信じ込ませた歴史的欺瞞作戦。

作戦を発案したのが、なんと007シリーズの作家 イアン・フレミング!
本当かよ?
信じられない、確かめようとしたけどネット上には確実な情報は有りませんでした。
しかし彼自身、第二次世界大戦中は諜報員として活動し、様々な作戦の指揮を取ったのは史実らしいので、十分有り得そうな話。
作品をよく観ると、007の元ネタとなる登場人物や出来事が想像できてニンマリ。
因みに彼はこの作戦から10年後に、ジェームズ・ボンド シリーズ第1作「カジノ・ロワイヤル」を上梓する。

そしてこの欺瞞だらけの成功率数%の作戦に、鉄の意思を持って挑んだチャーチルがクライマックスで放った一言に感動。
こういう言葉を発する指導者は、最高に惹かれるわな。

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