ウイルス学者の責任

ということで、私的に心酔している宮沢先生の新書を休診日に読破。

ウイルス専門家の立場で警鐘を鳴らし続けているのに、全く世の中が逆方向に行く憤りから、自らの職業的立場の危険も顧みず、ギリギリのところまで書いてくれている。
しかし著者が最も危惧する核心については、各自汲み取ってくださいという最低限の保身。
保身? いや、ここまで書いてくれたら充分で、その勇気に感動します。

反対派はろくに読まずに、いや、本書を手に取ることすらせず罵詈雑言浴びせるだろうが、氏と同じ獣医師なら、せめて第3章は目を通して認識しておくべき。

国民総出で様々な意見を戦わせているが、こういう書籍を読解する力のない者まで論争に加わるのが、現在のコロナ禍を長引かせている原因か。

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