アウシュビッツのチャンピオン

9作目

2020年ポーランド製作の実話を元にしたドラマ作品。
ナチス強制収容所で、ほぼ無敗の勝利を収めたことで有名になった実在のポーランド人ボクサー、タデウシュ・ピエトシコフスキの物語。

今まで観たボクシング関連作品の中で、残酷、苦境、しかし最も心に刺さる作品でした。
主人公のピエトシコフスキ、実はドイツのポーランド侵攻後にポーランド軍に入隊し、ポーランド敗北後にフランスで結成された亡命ポーランド軍に加わろうと、フランスへの移動中にハンガリーでドイツ軍に拘束され、通常の刑務所への収容を経てアウシュヴィッツに移送された人物なので、その辺りは本作ではフィクションに変えられています。

また、本作はPLATOという新技術が使われた最初の作品。
本作では、俳優がポーランド語とドイツ語で話しているのですが、それを英語版にする際に単純な吹き替えではなく、俳優本人が英語を話しているように画像処理されており、そこにPLATOが用いられたそうだ。
凄い世の中になったものだ。

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