アイアン・シーク

19作目

2014年アメリカ製作のドキュメンタリー作品。

原題は「THE SHEIK」ですが、70年代後半日本で人気爆発したファンクスVSブッチャー・シークのシークではないので、邦題はこれで正解。
元WWF世界ヘビー級王者で、2015年にWWE殿堂者となったアイアン・シーク。
彼の人生を追った作品なのだが、日本では一般上映はなくマニア作品扱い、プラスコロナ禍でディクス化が延々遅れ、この度やっと販売された。
私的には待ちに待った作品。

自分が幼少期の80年代初頭、サージェント・スローターがヒーローでアイアン・シークがヒールの意味が全く理解できなかった(両方強面でヒールに見えた)が、今となれば、よくもまぁ、あれほど観客から敵意を浴びまくる悪役を演じたなと感心してしまう。
本作後半で起きる身内の不幸は衝撃で、そこからの復活劇はいかにも現代の現象。
冷静に見れば復活劇は一過性のものだろうから、大衆に飽きられた後も自分を失わず余生を全うしてほしい。

全て曝け出して戦い続け、復活するプロレスラーの胆力を見た。
“ジャブロニ(負犬)になるな、才能で勝負しろ!”

特典映像もマニアには嬉しい内容。

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