もうすぐ絶滅するという煙草について

パイプ随筆」に続いて、現代の禁煙ファシズムに対する反論本か?と表紙から推測して購入。

開高健「人生は煙とともに」に始まる肯定派の1章、谷川俊太郎「煙草の害について」からの世相との関係を綴った2章、安部公房「タバコをやめる方法」からの解脱組の告白集の3章、全42著者によるコラム集。

ページ、章が進むにつれ、表紙から受けた印象から幾分弱気になっていく内容なので、肩透かし感はありながらも最後まで読み終えた。
タバコ中毒なるものは、アルコールや薬物とは異なる機序によるものだと、本書を読んで改めて実感した。
私的には筒井康隆氏の篇が最も痛快でした。

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