あの日

元理化学研究所研究員・小保方晴子さんの手記「あの日」を読んだ。
31eCfegtnJL

「世紀の発見STAP細胞、割烹着を着た美人研究員」と最初に報道が湧いたとき、本ブログでもジョーク絡めて、以下のように話題にした。

仕事において、結果を出せば、

・白衣でなく割烹着着て研究しても

・デスクの上をムーミングッツで固めても

・研究室の壁紙をピンク色に塗り替えても

誰も文句言わない。

私の場合なら、

・迷彩柄の医療着で診療しても

・診察室に葉巻・パイプ・エアガンを持込んでも

・院内音楽にハードロック、ヘヴィ・メタルを流しても

・・・確実に患者様は離れていくだろう。

その後直ぐに様々な疑惑が持ち上がり、マスコミ報道が過熱した記憶がある。
疑惑報道当初、研究論文などという再現性が不可欠で、結果は方法が対になるべく(自分で大して書いたことないのに偉そうに言ってます)目的を持って、何重もチェックを通り作成される書に、メディア報道されたような疑いを持たれる、杜撰な結果表示をすることなど起き得るのか? それは小保方氏以外の論文発表でも?という疑問が一番大きかった。本書にはそのことも詳しく書かれている。

そして、過去の報道から理解していたのは、STAP細胞と思われていたものは、実は既発見のES細胞の混入であり、それはひょっとしたら故意だったのかも、ということだった。
しかし本書での著者の告白は、真っ向対立するもので、「STAP細胞はありますっ」と強い意志のもと訴えた著者の姿が、再び思い出された。

著者がここまで強固な反論の意見表明したのを受け、当時本書に述べられた醜い取材方法で、一方的な悪者断定番組を製作したTV局(特にNHK)は、再度検証し返答番組を放送する義務があると思う。

熱の暑いときに騒げるだけ騒いで後は知らんふり。

それは当時夢中になって報道見て、いい加減な決めつけした我々も含まれることであって、その狂った集団リンチ的風潮に嫌悪感を抱くなら、絶対に耳を傾けるべき彼女の訴えだと思いました。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ