「週プロ」黄金期 熱狂とその正体 活字プロレスとは何だったのか?

昨今乱立発行したUWF回顧本が、UWF=前田日明であり、それに関わったプロレスラー、関係者の証言集で構成されているのと同様、週プロ=活字プロレス=ターザン山本であって、ターザンが築いた週プロ黄金期に関わった者たちの証言集&トリにターザンへのインタビューとなっている。

キャピトルホテル「ORIGAMI」での馬場との密会で、全日本に傾倒していたターザンは、既に第2次UWFには飽きていたことが本書では明かされているが、UWFとともに始まった週プロが、Uインターが負けて新日に「U」を消されたことで、共倒れする運命にあったとは印象的な解釈だった。

もし、当時絶大な力を持った扇動者ターザンが、馬場ではなく、前田に傾倒していたら・・・プロレス界どころか格闘技界までも、今とは違った光景になっていたかもしれない。

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