頑張らなくていい

当院では、愛兎の状態が心配な飼主さんに安心していただくため、採血や各種処置の様子を診察台上で、飼主さんに見ていただきながら実施しています。

病気の治療をしてもらっている概念のないウサギは、何をされても緊張するものです。
保定するスタッフ、処置する私とも、可能な限りウサギがリキまないよう、様々なテクニックを駆使して、毎回挑んでおります。
ウサギの身体ができるだけ緩んでいた方が、採血・処置とも上手くいくからです。
そんなとき、心配で見つめる飼主さんが思わず口に出す言葉、

「○○ちゃん、頑張って!」

飼主さんの気持ち、重々理解しています。
しかし、その飼主さんの応援の言葉を受けたウサギは、身体に力を入れて、なんとか逃げようと頑張ってしまうのです。

何も言わず、見守ってくれることが最も重要なことです。
そして治療が終わり、無事に待合室に戻ったとき、大人しく我慢してくれた愛兎を、いっぱい褒めてあげてください。

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