長い付き合いが有利

あずきちゃんは12歳になるメスのホーランドロップ。

定期的に歯の処置をさせて頂いていたが、最近は老齢で自ら身体の毛繕いができなくなって、私が代わりに顔面、尻周りを合わせて処置している。

10歳以上になると、診察台上で長々処置を続けると、突発的に起こす癇癪が命懸けになったりすることがあります。
また、ある程度の危険を承知で、してあげたい処置があったり、その時々で飼主さんと相談の上、判断を迫られます。

しかし、あずきちゃんは10年来の付き合いになる患者さん。
長い診察経験から、私がどの程度の処置で協力を仰いでくるか知っているし、私もあずきちゃんの限界点は知っているつもりなので、彼女には嫌われてるけど信頼関係は築けてる。。。と思います。

だから今日も嫌がられながらも、あずきちゃんのダメージは最小限に爪切り、毛玉取り、顔面のバリカンができました。

最近私的にやっていることですが、超老齢のウサギは頻繁に顔の毛繕いができなくて(厳密にいえばそれだけが理由ではありませんが)、目元が汚れてしまっている子が多い。
目薬や洗浄コットンなど使用して飼主さんが管理してあげることにプラス、思い切って目元をバリカンで刈ってあげると、その後の管理が容易でウサギもスッキリしている感じがします。

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