避妊・去勢の前に

ストレスなく飼うためか、予防医学の観点からか、はたまた単に情報の同調圧力に従っただけか、健診時に避妊・去勢の話をされる飼主さんが増えてきた。

説明はしっかりします。
その上で最終判断は飼主さんに委ねます。
大切な家族のことですから、獣医師や世間の声鵜呑みにしないで、飼主さんが自ら熟慮して決めるべきことです。

私的にいくつか条件をつけさせて頂くなら、手術を受ける前に適正な身体と給餌が実現していて、飼主さんが愛兎をコントロール・投薬できるようになっていてほしい。

コントロールと投薬に関しては、先ず私が実演して見せます、飼主さんの愛兎相手に。
その様子をスマフォで撮影して頂き、自宅で何度もシミュレーションしてほしい。
いきなり実践はダメです、失敗すればするほど相手(愛兎)はつけあがりますから、余計に扱いにくくなります。
何度もシミュレーションしていざ実践、いや実戦、負けたら次が無いつもりで挑んでほしい。
負けが込むほど奴ら(愛兎)はつけあがります。
なかなか上手くできない、先生もう一回教えて〜という飼主さんは正直見込み薄。
だって飼主さんの鈍臭さを見て、既にアイツ(愛兎)は見下しているから。
妥協して薬を “飲ませる” から “飲んでもらう” に方針転換?
あぁ残念、これで愛兎の天下到来、二度と飼主さんがリーダーとなることはないでしょう。

私の本心は、飼主に成りきれていない状況での避妊・去勢は、あまり気が進まない。

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