遠方から来る前に
ウサギを診る動物病院は珍しいのか、隣市や隣県、遠方から通ってくださる患者さんの割合も多い。
飼主さんの住所をカルテで確認し、通院可能頻度、ウサギにかかるストレスを考えて治療計画を立てています。
今日、当院から200km離れたお住まいから、診察の問い合わせがありました。
本音で言わせて頂けば、当院、それほどの遠方から苦労して通うだけの価値がある動物病院ではありません。
正直に打ち明ければ、私は仕事に人生を捧げる熱はなく、自ら「なんちゃって獣医師」と卑下する人間です。
ですから本当に稀ですが、飲みに出る回数の1/1000くらいの割合で、時代遅れにならないよう内心嫌々学会等に出席すると、全国から集まった研究意欲と向上心に瞳をギラつかせた同業者に囲まれ、彼らの熱に当てられ具合が悪くなる程です。
何が言いたいかというと、そんな意欲漲る彼らが全国で開業しているんだから、当院並、それ以上に実力を持った動物病院は、探せば案外身近に見つかるんじゃない? ということ。
近所にウサギ診療可の動物病院があれば、愛兎の病状に応じて最小限のストレスで通うことができます。
先ずは可能な限り近場でリサーチし、どうしても無理な場合に限り当院に連絡してください。
もちろん来られるとなったら、遠方からの来院を考慮して診療させて頂きます。
また、よく尋ねられるのが「先生が紹介できる病院ありませんか?」
前述の如く、同業者との付き合いにストレスを感じる体質なので、地元獣医師会での関係性以外ほとんど交流がありません。
したがって、遠方に私が関係を密とする先生もいません。
飼主さん自ら、頑張って探してください。
因みに当院の休診日、幾度となくフォローしてくださっているC動物クリニックのA先生とは、患者さんの引継ぎ以外、向上心に富む会話は皆無、同じボクシングジムに通う仲なので、身体のコミュニケーションを主にしています。
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