購入後直ぐは来なくていい、ただし…

春からヒトの新たな生活がスタートし、それに合わせて子ウサギを迎え入れる時期なのか、購入後間もない幼齢ウサギが健診目的で来院することが多くなってきた。

ちょっと待て。

生後1ヶ月ちょっとの未熟な状態で、母ウサギと引き離され、ショップに陳列、様々なヒトに弄られ、知らん人間が勝手に親を名乗りでて、その人間の家に拉致される。
子ウサギが、その家の一員となって、その人間(飼主)の庇護のもと、一生を暮らしていく覚悟が備わるには、その生活環境に順応するには、少し時間を要するんじゃないのかい?
それまでは暫しハラハラドキドキ過ごすんじゃないの?
そんな不安定な状況で、当院へ連れてきて髭面のオッサンに触らせるのは無謀でしょ。

でも、その場で怒って返す訳にもいかないから、短時間で極力ストレスをかけない診察はする。
早々に子ウサギはキャリーに戻して、飼主さんの飼育方法のチェックに重点を置くのだが、そうすると次々誤りを指摘し、正直いままでに何も言うことなしの完璧な飼主さんなど見たことない。

ヒトがウサギのことを理解し、正しい飼育実践してくれて順調にスクスク育てば、完成体の生後6ヶ月くらいで診せてもらえれば十分。

理想が高過ぎるのか?

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