自然のなかで子ウサギに出会っても
北海道で、”拾った子犬が実はキツネだった” というニュースが流れましたが、ウサ飼いさんにもあり得るのが “拾った子ウサギが実はノウサギだった” です。
彼らの繁殖期、ヒトが自然のなかでキャンプやバーベキューを楽しんでいると、子ウサギは警戒心がないので近づいてきたりします。
しかし、そんなときは絶対に子ウサギに触れようとしないでください。
ヒトの匂いがついてしまった子ウサギを母ウサギは受け入れませんから、以後育たなくなってしまいます。
母ウサギは隠れた場所から子ウサギを心配そうに観ている筈。
どんなに可愛くても無視してください。
まれに人工飼育成功例がネットで報告されていますが、そう安易とはいきません。
自然のなかで(ノウサギの)子ウサギに出会っても、無視してください。
過去に、拾ったノウサギの子ウサギをミニウサギだと思って(早口言葉か)幸運にも育て上げ、病気になり当院に来院するまで、ノウサギと気づかず飼い続けていた飼主さんもいました。
飼い慣らされたノウサギでしたが、明かに運動能力、俊敏性、警戒心がペットウサギより高く、穏やかに飼うのが困難な状態であろうと思いました。