老齢で体重が落ちてきたら

愛兎が老化に伴い体重減少してきたら、安易に餌を変えてみようするのではなく、先ず動物病院で病気の有無を調べてもらうことが大切です。

その上で、やはり老齢になって、咀嚼体力が落ちたり、消化吸収能の低下により体重が減少したと推測されたら、与える餌を検討するといいでしょう。

ペレットを水でふやかして与えてみたり、消化吸収性の良いものに変えたり、牧草は軟らかい形状のものを選んであげたり・・・

先日ある飼主さんから、チモシーより嗜好性と栄養価の高いアルファルファをあげてみても良いか?と質問を受けましたが、私的にはあまり賛成できませんでした。
チモシーより6倍もカルシウム含有量が高いアルファルファの給餌によって、膀胱に結石を形成して、尿道閉塞により苦しい思いしながら、緊急で手術という経験がいくらかあるので、もし、老齢の愛兎がそうなったら大変だな〜、できるだけそんなリスクを背負わなくても良い他の餌を検討してほしい、が正直な感想でした。

例えば、動物病院で扱っているウサギ用流動食のなかには、アルファルファと同等の粗タンパク質量を有しながらも消化吸収性に優れ、カルシウム含有量が抑えられて結石形成の心配のない良質な餌もありますので、獣医師に相談の上、利用してみても良いと思います。

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