浣腸案件を飼主さんが治した

マメタンは2歳のオスウサギ。

このカラー・模様のウサギに多い、デリケートな消化管の持ち主だ。
ちょっとしたことがきっかけでお腹を壊し、毎回注射と浣腸で切り抜けてきた。

先日、なかなかしつこい排便困難になって、2回の浣腸でも症状が改善されなかった。
3度目の浣腸して自宅で踏ん張ってもらったが、その際に肛門を観察した飼主さんが妙案を思いついた。
見ると、あともう一息で出そうな様子で、肛門出口が膨らんでいたらしい。
そこをヒトの耳掻きを使って刺激したら、ポロッと巨大ウンチが出てきた。
それ以降、ダムが決壊したように大量の便が出て、マメタンはやっと一息つけた。

飼主さんからその報告を受けて私は大感動、そしてマメタンを記念撮影。

便秘体質の彼は、近いうち必ず再発する。
その際、いきなり耳掻き使わず、先ずは指で肛門を刺激してもいいと思います。
飼主さんに詳しく教えた “ガチョ〜ン” も効果的だと思う。

次回は自宅処置時の画像も頂く約束した。
他の浣腸案件の患者さんにも紹介したい。

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