毛抜きやり過ぎ
雌ウサギは妊娠・偽妊娠による巣作り行動で、胸元の毛を抜いて巣材にしようとします。
なかには毛抜きに没頭するあまり、皮膚まで齧って傷付けるウサギがいます。
私感として、このような傷は牧草の給餌が少なく、ペレット多給のウサギに多い印象があります。
彼女らはペレットで楽にエネルギー補給し、暇な時間を持て余しているので、毛抜きに過剰熱中するのでしょう。
ですからこの画像の患者さんも、治療と同時にペレット給餌量を見直し、牧草中心の餌生活を指導しました。
牧草を食べる量が増えれば、時間を消費し咀嚼で疲れますから、毛抜きに没頭することを防げます。
はたして再診時は。。。
傷が治ってきて、体重も落ちてきました。