ウサギの歯の病気2

歯列の乱れが進行すると、歯根部(歯茎に埋まっている部分)の構造が崩れてきます。
元々正常な状態で歯の根っこの部分は、顎の骨のギリギリのところまで入り込んでいますので、配列が崩れて延びてくると、顎の骨を突き破ってしまいます。
そして歯茎から口腔内の細菌が伝わって下顎・目元に膿が溜まる、いわゆる顎下膿瘍という状態になります。
下のレントゲン画像で臼歯の正常な配列消失と下顎の破壊が見られます。

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下顎は膨れあがった部分を切開すると、大量の膿が排出されます。

CIMG2403
顎の構造破壊から起きてしまった感染なので、根治する事が難しく、長期にわたる抗生剤・抗炎症剤の投与、切開排膿・洗浄の処置が必要になります。

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