書かれ方

先日ある方に言われた。

「ブログでダメな言われ方したら、私ならそれ以降当院に通えなくなる」

ブログというネット上のニッチな世界ですし。
名前を晒すこともないから特定できないのですが、その方曰く「周りに晒されるというより先生との1対1の関係、えっ、そんな風に見られていた? のがショックで消える」ということでした。

そもそもその飼主さんはそんな風に見られることはしない方。
いや、それでも無意識にしたことで、私が嫌に感じることがあったら怖いと思ったのかも。
少なくとも重箱の隅をつつくような事はしないので(しないと思うので)、それは杞憂だと言いたいですが。
先ず言うべきときは本人に言いますし、先にブログに書かないし。
絶対そうしてるかと言われると確認しようがないけど、普通そうでしょう。

ブログ始めた14年前に考えました。

自慢話、苦労話、綺麗事だらけの文章書くならやめようと。
誰が読みたいの? そんなもの。
純粋にウサギの飼い方、病気の説明だけなら1ヶ月で終わるし。

せっかくやるなら当院と患者さん、飼主さんとの関係性が向上するような発言をしたい。
そのためには上辺だけでなく、本音を述べる必要があると思いました。
だって飼主さんは獣医師の考えてることなんて想像もつかないでしょう?

匿名ながら犠牲を被った(書かれた)飼主さんには、自分なりに文章駆使して配慮しているつもり。
リテラシーある方が読めば文句だけで終わってない、そこには何か有益となるものがあると分かる筈。
更に不満一辺倒だと何様?だから、私も私生活の恥部晒した自傷行為で、足りないかもしれないけど少しはチャラに近づけているつもり。

そこまでして書いたもの。
読んだら知識となり、ときに考えさせられたり、単純にウサギ飼育に留まらない視野・思考が広がったと思いませんか?

自分、患者さん、飼主さんに有益だと感じたエピソードは、今後も述べていきたいです。
ただ、私が適度な配慮だと思っている線引きでも、まだ足りない、傷つけたと思う方もいるということ。
上述の方のように、以降の関係性を懸念する方もいることは、これまで以上に気をつけて臨みたいです。

そしてその方にお願いしたいです。
人間「気をつける」と言いながら何度も失敗を繰り返す生きものです。
それでも今回のあなたのご指摘は、私の心に大きく響いて、確かに、僅かずつでも今後の書き様は変わってくると思います。
その心に刺さった言葉は、私にとって非常に大切で、少なくとも上辺だけの文章書いてたら得られなかったものです。
そういう益が、読んで下さる方々にも多少はあるブログを書きたいと思ってやってきましたし、これからも続けたいです。
ですから今後も提言してくれると助かります。

これ読んで消えないでくださいね(笑)

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