普通はあり得ないことが起こることもある

ココちゃんは、6歳になるオスウサギ。

4年前に斜頸を発症したのだが、飼主さんの献身的な介護で治癒し、今年になるまで健康的に暮らせていた。
しかし8月に膀胱結石になってしまい、排尿痛、尿漏れ、苦しい生活が続きました。

なかなか厄介な石の位置と、手術をするにもココちゃんのコンディションが悪く、しばらく内服薬で経過観察、その間食餌療法により結石の形成を防ぐ生活を心がけてもらいました。
病気が起きてしまって、ココちゃんに苦しい思いをさせてしまったことを悔やんで泣かれる飼主さんを見て、私も心が痛みました。

それから2ヶ月・・・

なんと、排尿痛、尿もれがすっかり消えたココちゃんが来院してくれました。

もしや、と思ってレントゲン撮影すると

すっかり結石が消えていた!
オスの尿道は狭いので、あれだけの結石が自然排出されるのは、普通考えられないことなのですが・・・

「飼主さんべっぴんだったから、その涙の巫力で結石が流れたのかな〜」

と言うと、即スタッフから「すけべジジイっ!」と罵られた。
いいのだ、ココちゃんが気分良く排尿できるようになったのだから。

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