早期発見早期治療

毎日毎日暑い暑いって耳にタコだけど、今日の名古屋は39℃の予想(なんと実際は41℃でした)が出ています。

こうも暑いと愛兎のいる部屋は24時間エアコン稼働、外には一歩も出せずって感じだと思いますが、そうなると身体のリズムが狂って、体調不良訴える子も増えます。

実際、暑くなってから一番多く診るのが、生活環境・餌、なにも変えてないのに食欲低下という病状で、なかには腸閉塞になって倒れる寸前で来院される患者さんもいたりします。
昨夜まで元気にしていたのに、朝見たらじっとして動かず、暗そー辛そーな顔して(表情のないウサギでも飼主さんにはわかる)、一切食べず排泄せず、お腹を触ってみるとパンパン。

慌てて来院された患者さん、診察台で触診した時点でその深刻さが直ぐ判明するので、飼主さんへの詳しい説明は後回し、寸秒も惜しんで治療に入ります。
当院では緊急処置で、患者さんのパンパンになった胃の内容物を取り出し減圧するのですが、小さな身体から驚くほど出てくる内容物を、飼主さんと共に見て、患者さんのしんどい思いを察するのです。

一通り治療を終えて、結果元気になってくれれば飼主さんから感謝されるのですが、治療が成功する決め手は獣医師の早期治療より、飼主さんの早期発見の方が実は比重大なんです。

毎日愛兎と触れ合って、些細な変化も見逃さないことが大切です。

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