手術はやらない方が良いとは言っていない

当院での手術の実施は、飼主さんの意向に重きを置いている。

もちろん手術自体の危険度、手術の有無によって患者さんの何が変わってくるのか、将来的なことも含めて説明する、くどいほど説明した上に、飼主さんに「わかりましたか?」と念押しし、熟慮してもらい決めて頂いている。。。つもり。

であれば、

後日飼主さんが心変わりすることって、非常に起こり難いことの筈。
それでも「先生、やっぱり手術して」と言われればやります。
内心だったら最初にしっかり考えて。。。と色々思うことはあるけれど。

しかし、

飼主さんから「先生がやらない方がいいと言ったからそう決めた」と言われると。
もちろんあまりにもリスクが高くて、どう考えても危険性を排除できない場合は、そう言ったことあります。
また、自分の技術では不可能な手術も、正直にできない、やったことないと話します。
ですが、実はリスクを説明しながら密かに「無事にやれるかも」と感触があったのに、飼主さんが「やらない」と決めて腰折られ、後になって「先生が言ったから」と言われる。
これは敵わない。

だったら最初から私が決める?
いーや、それはできません。
今以上に今後の飼主さんへの説明に気を配り、このような双方気分害する、そして患者さんが不幸になる事が起きないようにするのみ。

私と飼主さん、其々に必要な事ってなんでしょうか?
説明能力?
冷静さ?
理解力?
思いやり?
配慮?

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