心咎めの必要なし
当院に来られる飼主さんは心遣いに富む方が多いので、愛兎が診察台上で暴れると、いや、実際には暴れないよう確実に制御するので、暴れようとすると、本当に申し訳なさそうに「うちの子が、ごめんなさい」と謝罪される。
これはとんだお門違いで、こちらとしては暴れる気力を見せてくれる患者さんの方が、元気になってきた証なので、内心嬉しいのです。
いくらウサギが暴れるからといって、追い詰められて攻撃性を示すイヌ・ネコのようになるものは皆無ですから、よほど鈍臭いスタッフや気の抜けた状態の私でない限り、噛まれるなんていう失態はまず起こしません。
診る側の立場からすれば、これほど安全な動物はないのです。
心咎めより、元気になったと喜んでください。
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