後脚の動きがおかしいウサギ
歩行時に下腹部を気にするような変な歩き方をする、後ろ脚に異常がないだろうか?
という飼主さんの主訴で来院した初診のウサギ。
早速レントゲンを撮ってみると脚は問題なさそう。
なんとなく消化管内容物にしては違和感のある下腹部のレントゲン陰影。
それを飼主さんに説明しても、あまり理解できなかったようなので、続いてエコー検査を勧めた。
そして見つかったのが、大きな子宮水腫と子宮内膜の腫瘍!
至急手術したところ、破裂寸前の子宮に隣接臓器の一部が癒着していました。
多分、そこが歩行時に引きつって、変な動きをさせていたのだと推測されます。
歩き方がおかしい、という一見小さな異常を見逃さなかった飼主さんのおかけで、このウサギは助かりました。