強制給餌で勝負

強制給餌が必要になるのは、牧草を食べてくれない偏食傾向のウサギに多い。

うちのイナバには大御馳走の流動食が、彼らには大して美味しくない。
今まで、より美味しいオヤツやペレット中心餌で生活していたからだ。

そんなワガママな彼らに初めて強制給餌を施すとき、口の中に程よく入れてあげた流動食なのに、不味いからと3割程度吐き出す。
それでも彼らの反抗する動作の先を制して、地道に作業を続ければ、よほど強情な分からず屋でない限り、最後の方では嫌々従うようになっている。

そしてその作業を1日2回、まとまった量を食べさせ続ければ、自ずと彼らの消化管は稼働し出し、結果不完全ながらも排便が再開される。
稼働した消化管は彼らの食欲をそそりだす。
ここで再び甘えさせてオヤツを与えず、牧草、葉物野菜を提供し続ければ、いずれ彼らはそれらを食べだしてくれる。

こちらの飽くなき根気が勝つか、彼らのワガママが勝つかの勝負なのである。

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