年内最後の診療(午前)

本日の前半、無事に心配事もなく終われましたが、気になることもあったのでここで述べます。

1年半ぶりに、爪切り健診で来院されたウサギがいました。
通算来院回数も、ほんの数回です。
当然の如くウサギは恐怖で心臓バクバクです。
その辺考慮して診察は手短に終わらせましたが、感じたであろうストレスは一概に計れません。
当院が連休に入る明日以降、この患者さんがストレスから体調崩してもカバーできません。

超久々の来院を、連休前にするのは得策ではありません。
ウサギの気持ちを察してあげましょう。

10歳以上の老齢ウサギを来院させることも同様です。
外は寒波の影響で室内とは異なりますから、体調崩すきっかけになるかもしれません。
年老いたウサギは特に注意が必要です。
また飼主さんに多く見られるのが、老化によって気になる症状を全て治療したがること。
老齢疾患には慢性で持続的な治療を求められるものが多く、全てを人為的にコントロールしようとすれば、必然的にウサギは薬漬けになります。
寿命を無理なく快適に伸ばすために、何を優先して何を様子見にするか、獣医師の助言を元に飼主さんが決めなくてはなりません。

見える症状を全て治療しようとすれば、ただ私が儲かるだけです。
ウサギの気持ちを察してあげましょう。

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