少しは食べてる、は食べてないに等しい
飼主さんへの問診で
「食欲はあります?」
「はい、あります」
「今日はどのくらい食べました?」
「牧草齧っているところ見ました」
「だから、どれくらい食べました?」
「さぁ〜?、牧草って減っているか分かりづらいから」
「うんち出てます?」
「いえ、だいぶ前から出てません」
「それ、食べてないってことですよっ!」
この時点で私の注意は、このウサギはいつから絶食しているか? の一点に絞られます。
ウサギは絶食に弱い動物ですから、このような場合、命に関わることも。
上述のような、ある意味認識不足の飼主さんには、予想外の愛兎の病状を告げられることになります。
以後の治療でウサギが元気になればいいですが、もし逆の結果になれば、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
・一日の摂食量の把握
・結果出てくる排泄物の把握
毎日普通にケージ内を世話していれば、神経質にならずとも把握できることです。
(稀に日々のウンチ数を記録している強者の飼主さんもいますが)
変化があれば、直ぐに来院しましょう。