多頭飼育であっても個別管理で

日本の住宅事情特有の過密環境であっても、適切な飼育対応でストレスやトラブルなく、2頭以上のウサギを飼うことは可能です。

しかし、その際やらない方が良いことを列挙したいと思います。

・餌をまとめて一緒に食べさせない
複数のウサギが仲良く餌を食べている様は可愛いものですが、一緒に食べさせると、個々のウサギがどれだけ食べたか正確に把握できません。
また、食べることに競争意識が働き、十分以上に食べてしまい、結果肥満になる危険があります。

・トイレを一緒にしない
排泄する場所が一箇所なら、飼主さんの清掃は簡単になるでしょうが、どの個体がどれだけの排泄をしたか確認できません。
例えば血尿や下痢などの場合、個体判別ができなければ、どの子を動物病院へ連れて行って治療すればよいかわかりません。
症状が軽微であれば、獣医師も識別困難でしょう。
結果、症状を出している子が判明するまで、治療が遅れることになります。

そもそもウサギは縄張り意識が強く、プライベートな空間を欲する動物だと思いますから、多頭飼育の場合でも、個別の環境を設置してあげて、食餌と排泄は個々に管理した方が良いでしょう。
その上で、皆で触れ合うコミュニケーションの場があれば良いと思います。

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