多頭診療時の気遣い

来院される飼主さんのなかには、一度に2頭、多いと4〜5頭もの愛兎を連れてくる方がいます。

迎える診察室の私は、よし、一仕事取りかかるかぁ〜と、気合い入れて一気に数頭の診察を始めるのですが、そんなときでもスムーズに進めるコツがあります。

基本気の弱い性格の子、細かな検査が必要な子を優先して診察します。

ウサギは頭が良くて警戒心の強い動物ですから、診察の順番を待っている間にいろいろ考えを巡らせて、いよいよ自分の番が来たときには、必要以上に警戒し暴れてしまう傾向にあり、それが過剰に出そうな弱い子は先に済ますのです。
また、失敗したくない検査や処置が控えてる子も、同様な理由でトップバッターの診察となります。

もちろん深刻な病気を抱えた子がいた場合は、性格に関わらずその子最優先で診察します。

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