元気だね、の基準

ウサギは被食者として弱みを見せようとしない動物なので、病状把握が難しい。

イヌなら尻尾ふってくれれば、外見だけで元気な方だと判断できるが、ウサギはそんなこともしないし、辛くても隠して気丈に振舞うから分かりづらい。
一概には言えないまでも、私が一つ指標にしているウサギ元気サインは、足ダン。
診察台上では緊張しているからしないけど、帰り際のキャリー内で派手に足ダンしてくれれば「おっ、◯◯ちゃん元気じゃん」と、ちょっと安心するし、重症で通院していたウサギが回復に伴ってダンダンやり始めたら、本当に嬉しい気持ちになる。
なんか、患者さんに捨て台詞吐かれて嬉しがるようでおかしな話です。

もう一つ。
うちのイナバが悪さしたとき。

思わず「こらーっ!」と声が出てしまいますが、これ、意味がないと思います。
ウサギは「声」でコミュニケーションする動物ではないですから。
こんなとき、私はイナバの前で、自ら足ダンして見せます。
地団太を踏むオッサンって滑稽ですが、それを見たイナバは私が怒っていることを理解し、何故に怒らせたか頭を巡らし、自分がした悪さを認識し、やってはいけないことだと理解してくれると思うからです。

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