優先順位2

診察時によくあること。

飼主さんが治してほしいと訴える主症状の原因を探って、どのような検査をして診断を確定し、治療法を決めようと考えを巡らせている最中に、

「あっ、ついでに◯◯も気になるんですけど。。」

と立て続けに気になるところを列挙しだす飼主さんがいます。

もちろん飼主さんの要望は可能な限り叶えたいという気持ちはありますが。。。
主症状が重症な場合だったりすると、先ずはそれを治療するのが何よりも先決でしょうと説明する時があります。
また、ウサギは長時間の診察に耐えられるほどストレスに強い生きものではないということも、常に考えないといけません。
ましてや久々の来院だったりすると、更に神経を使うものです。

一度の買い物で欲しいものを全て買い揃えるような感覚で、ウサギの診療は進められない場合があることを理解してほしいです。

いいや、何処そこの獣医さんは要望を全て聞いてくれるという飼主さんもいるかもしれません。
申し訳ありませんが、私にはそれが器用にできる技量がなく、絶えず目の前の患者さんの様子を警戒して見るのが常ですので、ご理解して頂けると助かります。

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